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理事長通信

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すでに今年の受験生の願書の本番添削が始まっています。2022年9月14日

 すでに今年の受験生の願書の本番添削が始まっています。今年は2月、そして6月に年長会員父母には願書特訓を実施しています。6月には埼玉、神奈川校の願書は完成している、という万全の状態で11月校の本番添削を迎えております。
 ところがところが、埼玉校も素晴らしい学校が揃っていますが、やはりみなさんが第一志望と考える東京の11月校は、願書の内容でレベルの高さが違うものを求められるのですよ。
 具体的に言うならば、家庭生活のようすです。各家庭が何をもって大事と考えた子育てをしているのか、それを志望する学校のどの部分と志を一致せしめるのか、それが明確でないと、「なぜうちを受けているの?」と学校が「?」を抱くわけです。
 「御校の学びで独立自尊が身につくことを願い志願します」なんて言ってもダメです。「是非、去華就実を体現できる子に育てていただきたいと願います」なんて言ったら本当にダメです。なんで学校がそんな面倒なことを付託されなければならないのですか。先生たちは忙しいんです。※いつも父母に寄り添い、学校には批判的な「物申し」が多い私が、珍しく学校の肩を持っています。

 春夏秋冬、秋の楽しみといえば紅葉ですね。11月の半ばから、木々の葉は一層、色を深め彩りを濃くしていきます。合格の発表もこの時期ですから、親も先生もみな、顔色を青くしたり赤くしたりします。もうここまで来たら、我々も気持ちの上でファミリーと一心同体です。

 私は一足早く、10月の半ばまで願書の添削で忙殺されます。つい数年前までは願書の締め切りは9月30日までと締め切りは決まっていたんです。ところが都内の難関校の数校が10月半ばを締め切りに設定したせいで、私の繁忙期が半月延びてしまいました。
 もうね、生死にかかわりますよ、ほんと。私は責任重大です。なにしろ願書は重要ですから。合否がどこで決するかというと、最後は願書の出来不出来です。入試が終わり、子どもの成績はエクセルで試験日のその日のうちに結果が出ます。面接がある学校も両親の評価は、多くの場合〇か×で成されます。
 さあ、ここから最終評価です。正規合格であと5人が合格となったとします。わが子の成績が合格レベルに入り、親の面接が〇であり、どの家庭を正規合格とし、どの家庭を補欠とするか、という最終段階で15組のファミリーが残ったとします。そこで評価対象となるのが「ザ・願書」なのです。
 ファミリーの命運が懸っていますからね。私が昨年、会員ママからの願いですべての願書を書き上げた時、その数は350校を数えておりました。今年は併願校のそのまた併願校といった学校の添削は辞退することにしましたが、それでも昨年の9割は達成することになると思います。そこまで私がやらないと、会員全員に合格していただくことができないので、そりゃーやりますぜ。

 但し、一昨年のように、あまりの願書の不出来に私が鼻血を吹くことにならないように、精神面の健康が危険値を超えないように、今年も空気中のCO2濃度を測るメーターを設置します。
 秋って私にとって、紅葉の赤よりも鼻血の赤を連想するんですよ。おまけに私が頓死でもしようものなら、今の年中さんのママから文句が来ますからね。「ケンジ先生、どうぞお体をご自愛くださいね。うちの願書が終わるまでは」って、何だよ!

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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