早くも11月3日には、慶応会の会員さん全員が、志望する小学校に1校以上の合格を決めています。2022年11月9日
早くも11月3日には、慶応会の会員さん全員が、志望する小学校に1校以上の合格を決めています。そして7日には、今年の早実1次試験合格者に、例年通り二次試験対策として、両親集合の元、面接特訓を行いました。その晩にふと思いついてしまった言葉を忘れないうちに書き残します。
小学校受験は「親の受験」。中学受験は「親がコントロールしつつ、わが子の受験」。大学受験は「完全にわが子の受験、しかし親の励ましと見守りが一番の要」。
そう考えると、親の子育てはほぼエンドレスに続きますね。親になるっちゅう事は大変なことだ。
独身者が、「結婚するメリットは何ですか? 子どもを育てるコストに見合うものって何ですか?」という疑問に、即答できる正解が見つけづらい時代になっているのは事実のようです。
ただし、私はそれでも言いたい。楽しいことを二人で分かち合えば倍になるし、悲しいことや辛いことも分かち合えば半分になる、と。そこにわが子がいるならば、楽しいことは100倍になる、と。チラシの裏の落書きのようですが。
子どもを持てない人に、まるで人生の効能のように話すことでもありませんが、若い独身者には伝えたいと思います。わが子がいる幸せは、それまで一人でいた人生より、数百倍も彩る体験が山のようにできます。
妙な言葉を思いついてしまったので、ついでに書き記します。もしかしたら、親にとって、定期的に訪れる子どもの受験は、4年に一度開催されるオリンピックのように、親の身に6年ごとに起きる頭脳と精神力を試されるイベントかもしれません。そう、6年に一度の受験リンピック。わが子が6歳の小学校受験、12歳の中学受験、18歳の大学受験の3大受験リンピック。
やだなー。小学校受験をオリンピックに例えるなんて。でも開催地の誘致に贈収賄があるところなど、小学校受験に縁故が効くところとそっくり。やだなー。でも慶応会は、実力を磨いて、ファミリーの実力一本で合格を勝ち取っていますよ。
現代日本において、学力を身につけるための指標として受験という制度があるかもしれません。英検や漢字検定などと同じような学力を測る指数ですね。
数字は端的に模擬試験を受けた時の偏差値で表されます。小学校受験には偏差値は用いられません。なぜなら、学校ごとに子どもの能力を測る基準が異なり、共通の物差しがないからです。しかし中学、高校、大学受験においては学力は明確に偏差値で表され、受験した結果、合格した学校の学力を測った結果となります。
それが昂じて、就職の時には学歴によって事務能力の高さや事務処理の速さや正確さや判断力などが推定される、という評価につながっていると思います。
実際には入社後の会社への貢献を予測する指標など、一般化されるものではないので、就職試験の結果により嘱望された人材が、てんで使い物にならなかった、なんてことは日常茶飯事ですが。これはプロ野球のドラフト1位指名された選手が、必ずしも一流選手として結果を残せるわけではないことと同じです。
何ごとも人生は「やってみなきゃわからない」ということです。そして人生は「挑戦してみる価値がある」ということです。ならば、挑戦しがいのある人生を自分で作るのがよくないですか? やってみりゃいいんです。挑戦して、肩透かしだったり、適性がなかったりしたらやめりゃいいんです。また別のことに挑戦して、「これだ!」と確信できる手ごたえをつかんだら放さず、どんどん自分で推進力を増していけばいいんです。
特に男子、がむしゃらに突き進むことを恐れるな! 失敗しても、跳ね返されても、男には次がある(女性はダメなら次に行きますから、言うまでもないことですね)。自分の人生の、その先を信じて突っ走れ! それが能動的に進むことであり、自分の人生を主体的に生きることだ、と昭和のカミナリ親父(私)は思います。