いよいよ年も押し迫ってきましたが、おかげさまで先週出版した7作目の拙著もご好評をいただいております。2022年12月21日
いよいよ年も押し迫ってきましたが、おかげさまで先週出版した7作目の拙著もご好評をいただいております。新作と言っても、いつも私が申していることの内容を、具体的にブラッシュアップしたものですが。
と申しましても、子育てで大事なことは何か? と自らに問いかけた時、目標があまりに遠すぎて、道に迷う事態も起きがちかと思います。迷ったならば原理原則に戻る。これは私がいつも心掛けていることなのですが、足元の注意も忘れがちですよね。
兎にも角にも、原理原則は「輝くわが子」に育てる、です。親の努力はそこに注がれるべきですね。拙著は子育ての羅針盤の役割を果たすかもしれません。
いつも私が申しております通り、学校の入学試験というものは(特に小学校受験では)、「わが校はこういった子どもが欲しい」という主張が試験に反映されます。願書の内容も親子の面接も、学校はわが校との適性を測っているわけです。ですから合格できた学校とは、わが子の相性も家庭との適性もバッチリなわけです。ですからいずれの小学校に進学したとしても、わが子は必ず幸せになれます。
親の方の問題はさて置き。これは、入学した学校が親にとって第一志望でなかった時に、親がどれほどわが子の合格と入学を喜べるかにかかっている、という意味です。それでも、実際に入学式を迎え、わが子が真新しい制服で登校し、新しいお友だちに囲まれて過ごし始めて、帰宅したわが子の幸せそうな様子を見れば、「受験してよかったな」と必ず思えますよ。
輝くわが子の条件に、私が筆頭に挙げるものは「体力」と「持久力」です。何かを成し遂げるために、その前に日々、眼前に横たえる面倒なこと、やらなくちゃならないことを片っ端から片づけるには、「やらなきゃだよな」とか「よし、がんばろう」と気力を立て直すことが必要です。このために絶対に必要なものが体力と持久力だからです。精神力って、体力があって初めて実現するものです。学力を伸ばす努力を支えるものは持久力です。その精神を鍛えるためにはまず運動です。絶対に間違いありません。
次に「お手伝い」ですね。幼いわが子が、「自分には家で担う役割がある」と自覚を持てることは幸せなことです。なぜなら自己肯定感を自覚できるからです。それは親にとっても、お手伝いをするわが子を認める機会となります。「毎日続けていてエライね」とか「とっても助かるわ、ありがとう」とか「きみのことを誇りに思うよ」と声をかけられるでしょ? そうするとどういう子にわが子は育ちますか? お父さんやお母さんが大好きなわが子に育ちます。
親を尊敬していて、家にいると安全を実感して、親の愛を信じて育った子は幸せです。そういう子育てができたなら、親の役目は半分以上修了です。そんな子育てができたなんて、素晴らしい親じゃないですか。
それに比べたら、なにも家でお手伝いもせず、ボケーっとしている子は気の毒なものです。ですからまず、お父さんやお母さんが大好きで、親を敬う子に育てましょう。これはわが子が中学生までなら通じますよ。
さあ、年末の大掃除を済ませるとともに、気持ちをリセットして、親が自ら推進力を増す生き方にシフトするといいです。わが子もきっと、パパやママのヤル気に押されて挑戦を始めるかもしれませんよ。
それではよいお年をお迎えください。