高尾山お楽しみ情報2023年5月10日
高尾山お楽しみ情報
GWが終わってしまいましたね、どうして楽しい時間って、あっという間に過ぎてしまうのでしょうね。楽しい時間は、その最中にいる自分を意識して立ち止まり、天に向かって手を広げて感謝をするようにしています。家族は私を見て、またパパは不思議なことをやってるよ、といった目で見ていますが。私は日に何度となく天上と交信していますのでね。
GWのさなかに高尾に行ってきました。朝10時なら高尾山口も空いていますし、リフトにも行列はありません。都心から1時間電車に乗っただけで直行でき、精霊の宿る、これほど奥深い自然に足を踏み入れることができるなんて、東京都民は恵まれていますね。ミシュランで三ツ星の評価でその価値を見直された感はありますけれど。運が良ければ夜、ムササビの飛行も見られます。
麓から登っても599mは1時間強で山頂まで行けるでしょう。私は特に下りのリフトが好きでよく利用します。山頂に行くのが億劫な人は、薬王院で折り返せばいいんです。薬王院の前にはジョン・レノンがお蕎麦を食した茶店もあります。もう少し手前の十一丁目茶屋は、かつて「ハコイリムスメ」というドラマの舞台になった茶屋です。私は麓の高橋屋の天せいろや、栄茶屋の川魚御前蕎麦つきも好きです。
高尾山に登ったら、4号路へ出てつり橋を渡り、結構急な場所もある下りの道を伝って降りて来るのもお勧めです。途中で蛇滝の方へ進む道と、キャンプ場の方へ進む道に分かれます。蛇滝に出ると目の前に小さなイタリアンレストラン「山籟(さんらい)」があり、なんと鹿肉、イノシシ肉などその時に入荷した素材でジビエ料理が楽しめます。パスタのランチは1100円、前菜と飲み物(ジンジャーの細かい粒がピリッとくるジンジャーティはお勧め)をつけたコースで1700円ですよ。甲州ワイン+200円。15:00閉店で夜は予約の1客のみ(コース一人3500円)。という、フレンドリーな若いご夫婦のお店です。しっかりしたジビエの味がします。
キャンプ場の方へ下る道の先には「浅川国際マス釣り場」があります。コロナのせいで3年間閉めていた施設が再オープンです。高尾の小高い連山と浅川の支流を背景に、竿を借りてエサ釣りができます。ヤマメやイワナやニジマスが、結構簡単に釣れますよ。5匹釣って料金3500円。江口洋介に似た優しいお兄さんが、釣った魚のわたを抜いてくれます。最初の一匹はわたを抜くところを観察して、2匹目からはお兄さんに教えてもらいながら自分でわた抜きにチャレンジしてみるといいですよ。包丁で腹を割いて、エラに親指を突っ込んでぐいっと力を入れて頭部とワタをはがして、よーく洗って出来上がり。以前は隣接した施設で、串刺しにした川魚を炭火でこんがりと焼いていただけたのですが、今施設は改装中で、お魚はお持ち帰りのみです。それでも食堂でイワナの塩焼きが1000円でいただけますよ。
「山籟」も「マス釣り場」も、高尾山経由でなくまっすぐ行くならば、JR高尾駅北口(古くて由緒ある佇まいの駅舎の方)を出て、目の前を走る国道20号を左に進むこと1㎞、西浅川のY字路を右に曲がり2㎞、イタリア国旗が掲げる「山籟」があります。駅から3㎞。(車で行くなら中央高速八王子で降りて20号を走って20分)
その辺りから急に景色が変わり、うねうねしたのんびりした田舎道を歩くことさらに1㎞、「浅川国際マス釣り場」があります。駅から4㎞。バスも通っていますけれど、本数が少ないのでね。そうそう、マス釣り場の手前はす向かいに、「ふじだな」という素朴でお洒落な珈琲屋さんもあります。
さあどうぞ、お楽しみください。今すぐなら山は藤の花でおおわれていますよ。