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NY自己防衛事情①2023年6月21日

 NY自己防衛事情①
 時おり、「まだ高校1年生というのに、よくお嬢さんを海外に手放しましたね」と人から言われるのですが。これはどっちもどっちだ、と思うのですよ。つまりね、東京でJK生活を送る娘が、なにやら最近美容に凝り始めて、週末のたびに短くたくし上げたスカートでそわそわとして出かける、という光景を見るのが辛いか、思い切って手放してしまい、寮生活を送る娘のことを思うことが辛いか、の違いだと思います。

 慶応会ではわが子が年中さんになったら、必ず「ラーメン特訓」を家庭で実施していただくようにご父母にアドバイスしております。
 昭和のカミナリ親父(私)の指導を直接受けたことがない世の母親は、十中八九、年中児のわが子にキッチンで火を使わせることを避けさせている、と思います。その理由は、わが子が火に触れると危険、と考えているからです。
 そこが慶応会理事長の指導と、それ以外の指導が決定的に異なる点です。私は次のように考えております。
 火に触らせないことはわが子を守ることではありません。火の使い方を積極的に親が教えること。そしてどのように火を扱うと危険かを教えること。やけどをしない練習をさせること、がわが子を守ることです。

 さて、さらに難しい家庭教育です。日本では一般的に、家庭内で年頃の少年少女に、父母が性教育をしません。母から娘へは、娘に身体の変化が起きますので、母親からいろいろと心得や処置を具体的に聞かせることはあると思います。しかし、異性とどう対応するか、といったことを具体的に話すことは、親子ともに避けているのが一般的でしょうか。

 今を去る70年以上前のことです。日本昔話に近い話です。大学を卒業し教職に就き、さらに上京を決意した私の父は、故郷を発つ前夜、私の祖母から次のように忠言を受けたそうです。「息子よ、東京には、パンパンガールという恐ろしいおなごがおるそうだから、気を許さぬように」と。
 祖母は慎ましやかで清楚な印象の人でしたから、意を決して伝えたことでしょう。大和撫子がまなじりを決して息子と向き合った姿に、私は麗しさを覚えます。

 と、ひそみに倣ったかのようですが、私も外国へ旅立つ前の娘を誘い出し、海へとドライブに出かけました(お台場ですけれどね)。結構なまなましい話になる可能性もあったので、海を背景に話を聞けば、娘も和んだ状態で話が聞けるかなと思いまして。話の内容は特に伏せますが、まあ、少々の忠言です。割とストレートに話してみました。こちらが不自然に照れたりするといやらしくなりますから。娘は照れ臭そうに聞いておりました。

 そして、日を改めてさらに具体的な演習も行いました。それは、デートレイプ回避特訓です。「は?」いやいや、慶応会の理事長は、けっこう真面目にいろいろな浮世の雑事に真剣に対峙し、解決法を探りますよ。
 わが子がボーイフレンドとデートに出かけたとします。そして途中までは紳士的だった彼が急に豹変し、思わぬ展開に恐怖したとします。
 さあ、どうします? どのようにしたらデートレイプが防げますか? 意に添わぬ襲われ方を娘がされたら、娘はどのように身を守ればいいでしょう?
 護身術、武道を習わせる? 催涙スプレーを浴びせる? スタンガンで髪の毛が縮れるほど高電圧を浴びせる? いやいや、狂気的な暴力に対し、咄嗟に女性が抵抗できるものじゃあないでしょう。
 そこで私は熟考を重ねた結果、どれほどか弱き女性であろうとも、ほぼ100%確実に身を守れる方法を編み出しました。もはや特許が取れるほどの妙案です。この方法に勝る防御法を誰からも聞いたことがありません。
 逆に私の防御法を開陳した時の世間の反応は、「唖然…」「納得!」「(笑)」「仰天」「その手があったか」などなどです。もはやアインシュタイン級の発想ですね。極めて特殊なノウハウですが、実行するのはとても簡単です。
 秘伝ではありませんが、加害者に知られると効果が薄まるので、どうしてもお聞きになりたい方がいらしたら、直接私からお耳に入れます。指導料はお茶うけの差し入れで結構です。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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