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餅は餅屋①2023年9月27日

 餅は餅屋①
「餅は餅屋」と申します。「先達はあらまほしきことなり」とは徒然草の、仁和寺にある法師の一文です。専門は専門家に任せろ、ということですし、わからないことはちゃんとわかる人に聞け、という事ですね。
 
 ただし、聞くべき人を見分ける眼力が必要です。テレビでコメンテーターを名乗る人が専門外のことを語っている時は、大抵がインチキポンチキな内容であるように私は感じています。
 当たり障りのない、だれでも言えるような井戸端会議的なことをよく、電波と時間の尺を取って恥ずかしげもなくしゃべるな、と思うことが多いのですが、そこを批判する私も恥ずかしいことだと自覚しています。ですから私はテレビを見ません。本当の情報などそこにないことがわかって以来ですね。
 
 脱線しました。真実を知り、真実を伝えてくれる専門家だけが、あなたに真実の情報を伝えてくれます。私は小学校受験の専門家を名乗っています。幼少期の子育ての専門家であることも自負しております。それについて書いた著作はベストセラーになっています。私は会員さんには小学校受験の真実をいつも伝えています。公にするには憚られるので、ごく限られた内容だけ通信で発信しています。
 しかし、本当に大事な詳細のすべてを通信で伝えることはありません。なぜなら真実とは、言ってしまうと身も蓋もないことだらけだからです。

 小学校受験に合格するための王道はあります。運動とお手伝いをわが子に導くことです。親が子育てを通して自分自身を成長し直すことです。縁故もコネも関係ありません。家庭生活を整えることです。そこまでが人生の準備です。それから受験の準備が始まります。
 といったことを減量と筋肉美で成果を謳うジムのパーソナルトレーナーのように横について指導する、といったことが私の仕事です。ここまで寄り添う人はいないでしょうね、というのが私の誇りです。

 話は変わりますが、写真家に石川直樹という人がいます。以前この通信で紹介した、高尾山のふもとにあるジビエ料理を出す「山籟」という店に彼の写真集が置いてあったのです。手に取るとそれは、「富士山にのぼる」という絵本でした。私の目を強く引いたのは、巻末に写真で紹介されていた、登山の装備品でした。具体的な装備を並べたものを見るのは初めてでしたし、そこには私が求めていた必需品があったのです。

 そもそも石川直樹という人は私が理解していた硬質でマッチョなストリートスナップや人物を撮るとういうカテゴリーの人ではなく、本来は山岳写真家であり探検家であり登山家でありました。
 彼の著作を読むと、中学生の頃から海外の山に登ったり、小学生の時から学校で海外経験をしていたりという記述があります。文章の内容の豊富さや表現の多彩さから、私の直観は、「彼は野性的な行動派だが、お育ちが違うな。暁星か?」というものでしたが、案の定、彼は暁星育ちでした。彼に私は、山での正しい装備について学びました。つまりプロに学んだわけです。つづく

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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