私立小学校受験の前半戦に一区切りをつけ、私は献血で血を絞ってきました。今年3度目で本年度は終了。2023年11月22日
私立小学校受験の前半戦に一区切りをつけ、私は献血で血を絞ってきました。今年3度目で本年度は終了。
献血の効能1.私が人に血液を分けてあげられるほど健康であることに感謝ができて、2.私の過去4か月分の血液が、それを緊急で必要とする人のために役立ち、3.私の体内では新しい血が生み出され、4.1週間後に血液検査が通知され、私は自らの健康を検査数値で再確認できる。
献血という行為にはまさに「福は分けると倍になる」「与える人はさらに富む」という慶応会のモットーがすべて詰まっているようなものですね。私なんかもう、時々血を抜かなきゃならないほどブイブイしてますからちょうどいいんです(うそです)。
それから善福寺の福澤先生のところに墓参に行ってきましたが、やはり先生の墓前はお花とお酒で溢れていましたよ。いやいや、試験の時だけお参りに来るようじゃダメなんです。そんなムシのいいお願いなんか聞いてもらえませんよ。普段が大事。
ところで、小学校受験を目指す人にとって人気の点で申すならばやはり早慶が高いです。では慶應幼稚舎と早実初等部は両校の合格を狙うことはできるのか? 慶応会の50年を超す歴史の中に、両校合格という子はもちろんいます。ほぼ毎年います。しかし、力がある子が早慶両校に合格できるとは一概に言い切れません。慶應幼稚舎にも早実初等部にも、学校に適性が高かった子が合格した、という結果があるだけです。早慶両校に合格した子も、親御さんは早実か幼稚舎かどちらかが元々の志望校であった、ということです。もう一校の合格はおまけです。
まあ進学するのは一校だけですから、両校合格を欲張る必要はまったくありませんね。わが子の適性がより近い方にシフトして準備する方が効率はいいでしょう。
ただし、親は慶應希望だったけれど早実に合格した、逆に早実志望だったけれど合格したのは慶應だった、ということも往々にして起きます。小学校入試は「わが子の適性が大きなカギを握る」ことの実証です。従って本命校は決まっていても、併願校選びが最重要テーマとなります。
仮に第一志望校への親の願いが届かなかったとしても、そこを嘆くより、わが子の適性を見抜いて「合格」として迎えてくれた学校に感謝しないと、バチが当たるかもですよ。
そして、「親はわが子の適性を見抜けない」ことが罠です。親の欲目を通したフィルター越しにはわが子の適性は見抜けないのです。ですから信頼できる先生が揃っていて、適切に判断してくれる教室が重要なのですね。
いずれにしても責任者である私にとって、親御さんへの教育は重要です。特に「自信のある親御さん」、「高学歴な親御さん」はご自身の体験や経験だけで、誤った方法を選びがちです。小学校受験は、入り口から最後の仕上げに至るまで、極めて特殊なノウハウが必要です。
成功には万人に共通する法則はありません。しかし、失敗には法則があるのです。ですからご家庭ごとに個別に、カスタムメイドの作戦が必要なのです。お気をつけください。親も子も、素直な人が伸びます。