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理事長通信

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今後数回の通信は、連続した長い話になるかもしれません。2024年6月5日

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 今後数回の通信は、連続した長い話になるかもしれません。部分だけを切り取ってお読みいただくことが誤解を生じさせることがあるかもしれないので、あくまで数回連続の文章全体をお読みいただいてご判断していただければ幸いです。

 社会的に賛同を得やすい政策のひとつに「福祉」があると思います。とりわけ福祉や被災地の復興などに理由をかこつけた増税は、国民からすると反対しづらく、その正当性の線引きをどのように評価するかという正当な議論も避けられがちだと思います(お前は人でなしかと言われるのも癪ですし)。

 現政権の為政者が納税義務はおろか必要ある申告すら逃れ、国税局はその追求をもせず、片や一国民には確定申告に一刻も猶予も記載漏れも許さないという現状です。日本史の教科書に、かつての江戸時代に繰り返し悪政として記された古(いにしえ)の記述を今の時代に再現するかと呆れるばかりの所業を見るにつけ、もはや政治的仕置き人の登場に頼るしかないほど諦念が支配する時代に我われは生きております。
 しかしながら納税は大事です。税金の使い道さえ真っ当であれば、苦汁を呑んででも納める意義があると私は思っています。なぜなら社会的弱者の命の支えとなっているからです。

 さて、話が変わります。現在日本には何らかの学習障害を持つ児童が6%存在するという報告があります。35人学級には2人の、なんらかの学習や集団生活に対応するのが難しい子どもがいる、ということです。
 中でも行動障害を持ち、明らかに他害行動がある児童だけれども(知的障害に加え強度の行動障害を持つ子の中には、不安やその他のきっかけで周囲の人に、不意に暴力をふるうことがあります)親が支援学級ではなく普通学級でわが子を学ばせたいと熱望することがよくあります。そのために、知的、行動障害を持つ子が突発的に感情を抑えられなくなったり、授業の妨げになったりするだけでなく、時には周囲の児童に怪我をさせたりすることもあるようです。
 わが子を皆と同じ教育環境で育てたいと望むその気持ちは親ならばだれでも理解できます。しかし、適切な教育をわが子に与えることは親の義務ですから、わが子に合っていない環境で、わが子にも周囲の子にも辛い思いをさせるのは親のエゴだと私は思ってしまいます。
 子どもの状況に最適な教育を与えたとしても、なおかつ親として感情面では納得できないことも大いにあると思います。でもそこで考えなければならないのは、障がいのある子をサポートして、障がいがある中でも最大限に幸せを追求できるように、社会的に援助していることでしょう。今現在それらの人的、施設的、費用的なサポートはすでに多くのものが用意されています。その態勢はいまだじゅうぶんではないかもしれません。それでもそれらはすべて、納税者の税金で賄われているものです。
 支援を受けている方は、サポートされているのに感謝が足りないのでは? と非難されているように受け取らないでください。
 これはもう、ヒューマニズムでは解決できない問題です。どこかで線を引かなければいけない、そう思います。つづく(話は続きますが、話の方向性としては、ではどのように社会で対応していくのが最善かという解決案へと続いていきます)

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