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理事長通信

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前回脱線したつづき2024年6月26日

 前回脱線したつづき
 母国愛について。日本の近隣国による反日教育は、近隣国が国内の言論統制をするためと、自国政府への批判の矛先を変えるために行っていることです。主権国である日本が他国の故無き批判を真に受ける必要などありません。正当な主張をして不当な要求は退ければよいだけです。
 むしろ問題なのは日本国内にある、日本人による反日的な風潮です。母国を卑しめ貶めることにどうしてそのようなエネルギーを注ぐのか私には理解できません。
 毒親問題、というテーマが最近頻繁にいろいろと語られております。私は思います。どこにパーフェクトな親がいるのでしょうか? 自分が親から言われて嫌だったこと、辛かったこと、そんなことはいくつもあるでしょう。親だって生きて、生活を営んで、必要な経費を労働で得た糧で賄い、健やかな時も病める時もわが子の幸せを願い、それぞれの父親母親が不器用ながら暮らしを支えているのが家庭というものです。中にはわが子をないがしろにして育てた親もいるかもしれません。親が望んで生まれてきたのではない子もいるかもしれません。しかし生を受けて生まれてきた子は社会が望んで生まれてきた子だと私は考えています。望まれていない子はいないはずだと私は考えています。
 成長するにつれて親と仲違いをしたり理解し合えなくなったりすることも起きるでしょう。でも、「親ってありがたいものだ」と私は思っています。
 親を否定したい気持ちやこじらせてしまった感情がもしあったとしても、親がいなければ今、自分はこの世にいないのです。

 わが身を取り巻く一番大きな親は母国です。戦後、戦勝国によって押しつけられた戦後教育の根幹は、日本を二度と戦争できる国にしないことです。これは平和的観点から語られたことではありません。世界中のどの文化圏にも属さない日本が(諸説あります)極めて高度な文明を作り上げ、白色人種が有色人種を侵略し征服し、屈服させて植民地を世界に作り上げた近世現代、史上初めて有色人種が白色人種に戦力で勝利したのが日露戦争です。アジア・アフリカ諸国の人々は白色人種に屈服しない有色人種を初めて見たのです。これが太平洋戦争後、全アジア地域でヨーロッパ植民地から独立した直接のきっかけです。

 ハワイのホノルル国際空港は2017年にダニエル・K・イノウエ国際空港に名称を変えました。彼の両親は日系移民でダニエルさんは日系2世です。1930年代にアメリカで排日運動が起き、ハワイでは日系人の差別が拡大しました。こうした時代背景の下、ダニエルさんはアメリカで生まれたアメリカ人として祖国愛を示すためにアメリカ軍に入隊し、日系人部隊の第442連隊に配属され、軍人として祖国アメリカに忠誠をつくしました。両親の母国である日本と敵対しても、自分がアメリカ人であることを示し、矜持を態度で表したのです。その後彼は政治家の道を進み、さまざまな政治活動を通じ、ハワイを取り残された50番目の州から格上げすることに尽力しました。そして多くの叙勲を受けています。

 確認しましょう。帰化するとはどういうことか? 今現在、学歴詐称の疑いが濃い現職と、複数の国籍を持ち、尖閣諸島は日本の領土ではないと発言した人が(その後訂正)都知事に立候補しています。どっちもどっちという個人的感想は棚上げします。
 しかし、大事なことはただひとつ。親は愛しましょう。もしも養子に入ったならば(帰化したならば)養父母を大事にしましょう。成長したら養父母を扶養しましょう。真実のことって実にシンプルです。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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