9月30日という日は、2024年10月2日
9月30日という日は、都内の私立小学校の願書提出の前日にあたります。ある意味で、受験のピークとなる日です。お母さまの精神的な緊張がここで一山越えます。
そして、私の願書添削がひとまず終え、一年でもっとも頭脳と神経を酷使する1か月が終わります。…というのは7年ほど前までの話なんですよね。現在は桐朋、桐朋学園、成蹊、暁星の超難関小学校の出願が10月にずれ込んだことにより、私が願書から解放されるのは10月第二週となってしまいました。
埼玉校の入試面接が始まるのが8月末になりましたから、筑波小の入試終了がクリスマス直前ですからね、なんと5か月近くの超長丁場を入試本番のサポートとして私は走ることになります。慶応会の先生方、事務スタッフも同様です。お疲れ様、どうもありがとう。
ご父母にとってはわが子の小学校受験は、せいぜい1回か2回ですが、私、35年以上毎年伴走しております。いかがです? 代わってみます? 私と。ちょっとできないですよー、計画通りに進まないママたちの怨念を丸被りしますしね。それを受けとめるのが私の役目ですからね。
そこで受験ママたちのストレスとプレッシャーを最小限にするための対策を発案してまいりました。一言で言うならば親御さんの指導です。世の中には小学校受験は「子どもにペーパー知育やらせて学力を伸ばせば合格できる」と思い込んでいる親がたくさんいますからね。そこに「受験テクニックを織り交ぜれば難関小に合格できる」と思っている方も多いようです。
幸い慶応会にいらっしゃる親御さんは私の著作をお読みいただいた上でお越しくださるので、「縁故などなくても、親の子育てで幼稚舎も早実初等部も筑波小も合格できる」ことを知り、そのためには「家庭生活がすべて」とご理解いただいているので、その後の指導で嚙み合わずに私が指導で困る事 態はそれほど起きません。
世の中お客様意識の高い方もたまにいらっしゃいますし、高学歴の方は自分のやり方を押し通そうとしてわが子を奈落の底に落とす親もいますので。
「子育てで何を大事にするか」、この教育哲学を間違えていると、そこから上は何も積み上がりません。
基本中の基本は「親が教育の主体を手放さないこと」なんです。一聴して耳障りの良い、「子どもの主体性に寄り添って育てる」とか「子どもファーストで考える」とか左翼ジャーナリストやエセ教育評論家の言う事なんか信じちゃダメなんですね。今現状の小学校の場で、先生が子どもに書き順が違うと教えたところ、子どもが「先生は僕の自主性を否定した」と声を荒らげ、あほな父親が教育委員会に「他の児童の前でわが子の存在を否定するとは教師のパワハラだ」と諮問する事態が起きているわけです、全国で。
私の祖母が「親が馬鹿だと三代祟る」と申しておりましたが、問題の発生元は、その親を育てたそのまた親です。私が上から目線で評論するわけではなく、真実というものは誠に身も蓋もなくシンプルなものなんです。
そこで私は「正しい国家観を持ち」「日本を愛し」「力を蓄えた個人が、同胞たちと一丸となって強く明るくあたたかな日本を作る」人を育てるべく、今年も願書と格闘しております。
火事が起きれば桶屋が儲かる的発想じゃありませんよ。結論は、まず強い子を育てる!この一言です。ですからその前に、親の育て直しなんですよね。私はがんばりますよ(やれやれ)。