2024年が終わろうとしています。2024年12月25日
2024年が終わろうとしています。社会的には今年もいろいろなことが起きました。世界を見渡せば、日本に生まれて日本に住んでいることがどれだけ幸せなことかと感謝せざるを得ない災厄がそこここに見えます。
麻生太郎が会見で、「日本の若者が政治に興味がないと言ったって、政治に興味を持たなくても平和に暮らせてるんだから、日本はいい国じゃないか」と一聴して放言とも取れる発言を過去にしておりますが(ある意味真実ですが、言い方がね…と私も言ってはみますが、本質すら見極められないで表現がどうのこうのなどとぬかすな、と思ってしまう自分を自戒します)。
兵庫県知事選挙の動向を観察すると、オールドメディアや旧体制にも、足元には確実に若い勢力が力を増してその足をすくおうと近づいて来ているように感じます。そんな大きな動きの胎動が実感できる2024年でした。
日本の歴史が世界で一目を置かれる理由に、古くから確立された体制を完全に撤廃することではなく、新たな勢力が旧勢力の生き残る余地を残し、時代を切り替えていく能力の高さがあるようです。
この300年ほどの期間でも、他国ではどのようなことが起こったでしょうか? 王政を革命によりひっくり返して根絶させ、歴史を完全に否定した一市民の集団により新たな歴史を踏み出した国は、自由主義の跋扈と移民政策の失政により右も左も立ち行かなくなっています。
権勢をほしいままにした独裁者の国家元首がクーデターにより国を追われ、国外亡命をした後は、クーデターを首謀した軍事政権にとって代わられ、従前よりも非民主的威国家に変貌した、という国も少なくないです。
日本はその中でも諸外国から、日本人としての気質や美徳、習慣、感性、知性などさまざまな観点で一目を置かれているように感じます。SNSや動画で、日本を訪れた多くの外国人が日本での体験を発信しています(日本人は信号を守って道を横断する、という画像が頻繁にウェブ情報で上がるため、私もそのように行動を改めています。窮屈ですね、まったく車が来る気配のないところで信号待ちをするのは)。
しかしながら内向きな評価をすると、日本が過去30年、政治を人任せにし過ぎたせいで、正直なところ経済は停滞しています。
経済の回復は言わずもがなですが、日本社会として肝心なことは、我われ勤勉で優秀な一人ひとりの日本人が、日本人としてのアイデンティティを確認し、大事にすべき文化や伝統は大事にし、刷新すべきところは恐れることなく改めていくことです。日本人一人ひとりが母国を愛し、母国の文化、法律、習慣を肯定し大事に考えた言動をとるようになれば必ず良い方向に動いていくはずです。そのためにも、日本人として育つわが子に、その気概が横溢してくるように大人が教えることですね。言葉と態度で。
それではみなさま、メリークリスマス、そしてよいお年をお迎えください。