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理事長通信

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節分も過ぎたので、2025年2月19日

 節分も過ぎたので、時期的に丁度いい頃合いであったので明治神宮に参拝しました。私は欠かさず毎年、旧年中をおおむね安寧に過ごせたことの御礼のために訪れます。毎年欠かさず行う祈願と御礼の行事はほかにも多数ありますが。

 祈祷受付で、いつも祈願内容になんと書いていたものか失念してしまい、記入例の中から家内安全を選びました。ふと後で思い出したのですが、例年は厄除招福を選んでおりました。しかしよく考えてみると、厄除招福は私の個人的な祈願のように感じます。一方家内安全は、家族全体に災厄を避けて福を招くようなニュアンスを感じます。ならば、厄除招福≦家内安全の数式で実行したほうがご利益は広いかと思い自分を納得させました。
 宮司の代行を務める式官の導きにより礼をささげ、雅楽奏者による雅なる音色の中に舞う巫女による大和舞を拝観し、式が終わるとそれぞれのお札を頂戴します。
 私の次にお札を受け取る人の祈願が見えてしまったのですが、そこには「恋愛成就」の文字がありました。そんな願掛け項目があったかなぁと横目でそちらを追うと、30代半ばのスーツ姿の青年がおります。奇しくも今日は2月14日。大和ごよみとは関係がありませんがバレンタインデーです。
 まったく何やってんだ、って感じです。私は青年に向かい「おいおい、ちょっと一緒に境内の食堂へ行って蕎麦でも食うか? テラスもあるから日差しの中でさくさくとかき揚げでも噛みしめながら話すか?」と話しかけるところでしたよ。だって努力の方向性が違うだろ。神様にお祈りを捧げるのは構わないけれど、その「渋沢さん」は誰か女の子とのデート代に投資しなけりゃだろう、と私は思ってしまうのです。神様がいくらご縁を運んでくださったとしても、その先の戦略がなければ恋愛など成就しません。そもそも、求めるほどの女の子が自分に振り向いてくれるためには、今の時点で男として力をつけていなければ物語の扉は開かれません。
 
 生物の世界で「個」に与えられた宿命は、生命を次の代につなぐことです。ヒトの男は自分の遺伝子を残したいとだけ単純に考えていますが、ヒトの女性は優秀な子孫を残すために、より優秀な遺伝子が欲しいと願っています(ライオンもクジャクも、動物界ではみな同じですね)。
 男は女性を選んで結婚したような勘違いをしがちですが、逆です。すべての男は女性に選ばれているのです。日本で出生率が下がっている第一の理由は結婚率が下がっているからです。その原因は結婚したいほど魅力的な男が減っているからです(特に収入面)。統計は残酷な現実を証明しています。
 ですからね、何が何でも男は、頭にも体にも性格にも力をつけて、肉食って恋愛して好きな女性を勝ち取らなきゃならないんです。そうしないと日本が滅びちゃうんです。私は心配でしょうがありません。いつか私の娘の前に、草しか食わないようなへタレタ男が現れて、娘さんをくださいなんてぬかしたら、ぶんなぐって追い返します(あーあ、父娘断絶ですね)。
 令和のコンプライアンスも何もありません。真実ってミモフタモないものだからです。わけのわからない何かに配慮する前に、現実に目を向けなきゃいけないんです。本当のことを言ってくれる直言居士がいるだけで感謝したほうがいい。人生における真実って「それ言っちゃおしまい」ってくらい残酷なことですから。

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