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理事長通信

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鼻血で思い出したことですが、2025年3月12日

 鼻血で思い出したことですが、私、厄年のある日、起き抜けに鼻血が出てきまして。まぁたかが鼻血と思っていたのですが、簡単な止血では止まらなかったのです。ティッシュの箱が空になり、タオルを取ってもらおうと妻を呼んだところ、私の口からゴボっと血があふれまして、普段冷静な妻が慌てました。洗面器一杯分ぐらいは出血したと思います。
 慌てながらも妻は119に電話し、止血方法を問い合わせたところ、念のため救急で駆けつけましょうと大掛かりなことになり私は恐縮しました。しかしながら結局現場で止血ができず、救急車で大学病院の救急医療センターに搬送されることとなり、人生初の救急車乗車と相成りました。その節はお世話になりました。

 さて、後でお聞きしたのですが、まず救命医というのは新人医師の修業の場でもあるようで、判断や処置の腕を磨くにはもってこいの現場のようです。もちろんベテランの医師も常駐されていますが。私を診てくださったのは3人の若いお医者さんでした。女性1名男性2名です。
 三人の医師は、ペットボトルでも入るかと思うぐらい思い切り私の鼻の穴を広げ、交互に覗き込み、「こっちかな?」「いや、もうちょっと奥じゃない?」「これ?」「うーん出血量も多いしなぁ」と心もとない会話です。
 君たちちゃんと医師国家試験に通ったんだろうねと聞きたいところでしたが、結局、鼻腔の奥に傷がありそこから出血した鼻血である、ということで、トイレットペーパーの一巻分ぐらいの綿を鼻に詰めて解放されました。
 正直、脳の一部から出血し鼻に流れ込んだかもしれないと不安に思っていたところでしたので、ほっといたしました。

 ここで「運が良い」と常日頃自分自身で思い込み、「私は運が強い」と勝手に信じて感謝を捧げる私の真骨頂が発揮されます。
 つまり、実は私は何らかの脳に損傷を負っていて、それが原因で大出血をした。そしてそれは命にかかわる大事故であった。にもかかわらず、搬送された病院の医師が極めて優秀だったおかげで、診察していただいた時点で脳の損傷は自然消滅し、出血元の傷口だけ治療をして全快に至った、という私の勝手な解釈で惨事は大団円を迎えたというわけです。
 運を味方につけるとはこういうことですね。引っ張り込むんです、運を。自分の考え一つです。何しろこの世のことすべては脳内で起きる妄想ですから。
 「いやぁ、俺、運が強いんだよね」と勝手に思い込んで天に感謝を捧げて過ごしていると、本当に運が向いてくるように思います。
 それと人生の真実を一つ、「運の良い人と付き合うこと」です。なんとなく運が悪い人と付き合っていると、悪い方に自分の運が引っ張られます。万難を排して運の悪い人との縁は遠ざけた方が良いと私は思っています。友人の窮状には、できる範囲で手を差し伸べるべきとは思いますが。

 こうして事なきを得た私ですが、実はその大学病院で緊急救命医として現在精勤されている医師が昨年のご父母にいらっしゃり、お子さんである会員さんには、昨年11月半ばに第一志望校に合格していただきました。今更ながら、何となく私はあの時救っていただいたご恩を、間接的に少しお返しできたような気分でおります。

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信頼の指導47年 慶応幼稚舎・早実・慶応横浜初等部・小学校受験・中学受験・中等部受験に勝つ!

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