健康のことでまたひとつ。2025年3月26日
健康のことでまたひとつ。実は私、今年1月9日以来、約40日間抗いようのない老化でまったく気持ちが塞いでおりました。
とにかく10歳も年を取った後期高齢者の体感で過ごしておりました。なにしろ朝起き抜けから気力が湧かない。向精神剤でも必要かと思うほどです。身体的にも家の中でも戸外でも、わずかな高低差に足を取られる、つまずくという有様です。
自分が自覚して足を持ち上げているつもりで、脳の指令と筋力のバランスに齟齬があり、予測したほど足が上がっていないから高齢者は転ぶわけですね。私も何度も転倒しそうになりました。コードを引っ掛け加湿器を転倒させ、部屋中を水浸しにもしました。
こうなると新年早々私が自戒して決めた今年の目標の遂行どころではありません。日々実践し、すべきこと3点、せざること3点と決めたことはどれも実行がおぼつかず、考え込む状態です。
なにしろいきなり10歳年を取ったという感覚ですので。私はあまり実感として中年期を過ごした感覚を持たずにいて、壮年期からいきなり老人になったような感覚には恐怖すら覚えました。
昨年7月に、私が知らぬ間に天に召した弟の家の整理を、半年かけて行い(その間、300校の願書作成があり、埼玉校、神奈川校、千葉校の入試があり、都内私立校の入試があり、最後に国立校の入試があり、その最中に弟の部屋に通っては整理を続けていたわけですから、弟の供養にはなったと思います。兄さん頑張ったよ)そしてすべての会員さんに志望校合格をお届けできました。
実は去る1月9日は、弟の部屋の最後の片づけを終了した日でしたので、私の体調がその日から著しく低下したのは、なにか弟の想いが私に振り被ったのではという感情が拭い去れずにいたのです。なにか足りなかったかな? なにかやり残したことがあったかな、という私の思いです。
そうこう過ごす先日、私自身の厄除のために神社に参拝したことをお伝えしましたが、その4日後の朝、目が覚めると私は過去40日間の不調がウソのように体が回復していることを自覚しました。憑き物が落ちたかのようです。
慶応会での私の指導は科学とオカルトの融合で行っております(半分冗談、半分真実ですが)。だってそうでなければ、私の頭に突然情景が降りて来て、実際その通りに事が進むことがままある説明がつきませんので。
今回の件はオカルトとは関係なく、実際には身体的に腸が回復した結果、腸内からオキシトシンが横溢し、精神状態も好転したのだと思います。原因は一言でくくるなら、単なる風邪だったのかもしれません。
しかしながら突然10歳年を取るというシミュレーションを行った結果、人は身体機能が衰えることで精神や脳が衰える、あるいは病むことが理解できました。
福澤先生、「獣身人心」のお話は真実でした。まずは身体です。運動し、食事に気を付け健康を保つことが生きることの中核ですね。少年少女ばかりではないです。中年以降なら尚更重要でした。足腰が弱っていちゃあどうにもなりません。しかし先生、おっしゃる割には、先生の深酒は良くなかったのではないですか?